ミノキシジルとは
AGA治療を考えた人であれば、ミノキシジルって薬の名前は聞いたことがあると思います。
ミノキシジルが使われている商品だと大正製薬から発売されている「リアップ」が有名だよね!
ミノキシジルは、アップジョン社(現Johnson & Johnson社)が高血圧を治療するための薬として販売したものです。
使用されていく中で、毛が多く生えてくるという副作用が起こったことからアップジョン社が研究を進め、ミノキシジルの発毛効果を解明して発毛剤を開発しました。
ミノキシジルには、血管拡張作用があり、全身の血管を拡張させ血流が改善され、頭皮の隅々にまで栄養が行き渡ると言われています。
ミノキシジル内服薬は厚生労働省未承認
厚生労働省未承認薬
残念なことに、ミノキシジル内服薬(飲む薬)は、AGA治療薬として厚生労働省では承認されていない薬です。
日本皮膚科学会ガイドラインには、モニター検査の際に副作用が発生し、処方するには量の調整が難しい薬のため、AGA治療薬としては承認されていないと解説されています。
そのため、ミノキシジル内服薬を処方する病院(医師)が判断をして、患者に処方するようになっています。
厚生労働省からの注意喚起
ミノキシジルを含む外用薬の使用による副作用の発現件数は3,072中 271例 (8.82%)でした。
これは、大正製薬が販売するリアップX5(外用薬)を対象に行われたもので、内服薬については、厚生労働省からは認可されていないため掲載はありませんでした。
報告された副作用は、主なもので
- 「そう痒感」509件 (皮膚に発疹がないのに、かゆみが出る症状など)
- 「発疹」268件
- 「接触性皮膚炎」224件 (かぶれ)
- 「紅斑」188件
- 「頭部粧糠疹」151件(フケ)
- 「頭痛」70件
- 「浮動性めまい」68件(身体がフワフワ浮いている様なめまい)
- 「腫脹」67件(はれ)
- 「動悸」59件
です。
厚生労働省に報告された副作用は、すべて非重篤な副作用で重篤な副作用の報告はありませんでした。(調査期間:平成21年6月1日~平成25年2月22日)
リアップ(外用薬)使用時の注意点
大正製薬株式会社では、以下の方には外用薬の使用を認めていません。
- アレルギー症状を起こしたことがある方
- 女性(女性はミノキシジル1%配合のものを使用)
- 20歳未満
- 壮年性脱毛症以外の脱毛症
- 急激な脱毛、髪が斑状に抜けている方
ちなみに、僕もリアップX5を試しで使っています。
ミノキシジルの副作用(内服薬)
副作用の種類
僕がAGA治療薬を開始した時に担当医師から説明されたミノキシジルの副作用は、
でした。
特に初期脱毛と動悸、息切れはミノキシジル(内服薬)を使用している場合に多く見られる症状で、手足のしびれや心疾患、肝機能障害は稀な症状と説明されました。
僕自身に現れた症状は、「初期脱毛」と「動悸」、「多毛」で、現在では症状は出ていません。
処方されれば、ずっと使用していく薬ですし、定期的に体の確認をしていく必要はありますね。
初期脱毛
初期脱毛は、服用後2週間くらいで起こる可能性がある症状です。
担当医師に説明されたのは、ミノキシジルによって、血流が促進されたことで、古い髪細胞を排出して、新しい髪を生やす細胞を作っているから起こるもので、異常なことではないということです。
僕自身も、約2週間くらいで初期脱毛がおきました。
お風呂に入って、髪の毛をかき上げた時に、いつもよりも多くの髪の毛が手に付ていたので「これが初期脱毛か!」って気が付きました。
僕の場合は、それほど多くの髪の毛が抜けたわけではなく、いつもよりも10本くらい多いくらいでした。
ごそっと抜けていたら、恐怖していたかもしれませんね・・・。
ただし、僕が知り合った方では、もうちょっと多くの髪が抜けたという方もいるので、人それぞれかもしれません。
初期脱毛が収まったのは、脱毛から1週間から2週間後くらいで、髪の毛をかき上げても手に髪の毛が付かなくなったので分かりました。
この時は、ようやく弱い髪の毛たちが抜け落ちて、これから強い髪の毛が生えてくるという期待感がたかまりましたね(笑)
初期脱毛が収まるのも人それぞれで、担当医師に聞いても、「人それぞれだからわからない」という回答でした。・・・確かにそうですよね。
ただし、あまりにも長い間、脱毛が続く場合は医師に相談してください!
手足、顔のしびれ、痛み
手足、顔のしびれや痛みが発現するって聞くと、なんだか怖い感じがしますよね。
僕の場合は、全くこの症状は現れませんでしたが、この様な症状が出る方も稀にいるみたいです。
ミノキシジル内服薬は、もともと血圧を下げる薬として開発されたので、血圧の変化がしびれや痛みを伴うのではないかと言われています。
心疾患、肝機能障害
さきほど解説したとおり、ミノキシジルは血圧に作用する薬なので、心機能への負担にも繋がることがあります。
また、ミノキシジルは肝臓で分解されるために肝機能障害のある方の服用は注意が必要と説明されました。
動悸、息切れ
動悸、息切れも血圧に影響を及ぼすミノキシジル特有のもので、担当医師によるともっとも現れる症状だそうです。
僕の場合も、飲み始めてすぐに動悸が現れました。
僕が最初に服用していたのは、5㎎のミノキシジルで、服用するのに一般的な量だそうです。
僕の症状は、少しドキドキするっといった感じで、胸が苦しくなることや、動けなくなるようなことはありませんでした。
感じ的に言うと、運動不足のサラリーマンが階段を20段くらい上った時の感じですね。
ただ、担当医師に相談すると、「動悸がみられると少なからず心臓に負担が出ているかもしれないので、ミノキシジルの量を減らしましょう」と言われ、現在は2.5㎎のミノキシジルを服用しています。
2.5㎎のミノキシジルに変更してからは、全く動悸が出ることはありませんでした。
多毛
この症状も、ミノキシジルの服用している方に現れる症状で、僕自身も腕や、髭、すね毛が濃くなりました。
腕毛やすね毛は、特に困らないのですが、髭が濃くなると、髭剃りが大変になりました。
多毛を感じ始めたのはミノキシジル服用開始から2か月後くらいからです。
もともと体毛が薄い方だったのですが、ミノキシジルを服用してからは、腕毛が目に見えて分かるようになりました。
だけど、がっつり濃い毛が生えてきたわけではなく、産毛のような腕毛が、少し濃くなった程度なので、周りの人は全く気が付きませんでした。
逆に言うと、体毛が濃くなっているってことは、頭髪にも効いているって感じませんか?
ミノキシジルを飲んでいると、「本当に聞いているのか不安」って感じることがあると思いますが多少なりにも体毛に変化が出てくると、自分にもミノキシジルの効果があることが分かって、精神的にも落ち着きますよね。
オンライン診療の実施
以前までは、AGA治療を受けるためには、直接病院に行って医師の診察を受けないと治療薬を処方されることはありませんでしたが、現在はオンライン診療が可能になったたので、病院に直接行く必要がなくなりました。
新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての電話や情報通信機器を用いた診療等の時限的・特例的な取扱いについて
令和2年4月 10 日厚生労働省医政局医事課
初診からの電話や情報通信機器を用いた診療の実施について患者から電話等により診療等の求めを受けた場合において、診療等の求めを受けた医療機関の医師は、当該医師が電話や情報通信機器を用いた診療により診断や処方が当該医師の責任の下で医学的に可能であると判断した範囲において、初診から電話や情報通信機器を用いた診療により診断や処方をして差し支えないこと。
引用元 厚生労働省サイト
つまり、オンライン診療が可能になったことで、
- 電話や、オンライン上で診察が受けれる。
- ほかの患者や、病院の受付の人に合わなくて済む。
- 治療薬は宅配してくれる。
というメリットがあるんです。
薄毛治療という、人にはあまり知られたくないことを、自宅にいながら出来るようになったってことは本当にありがたいですね。
僕もオンライン診療じゃなかったら、AGA治療をしなかったかもしれません。
薄毛を治したいって気持ちはあっても、看護師さんやほかの患者に合うのは嫌だし、病院に行くまでのハードルが高くなりますよね。
オンラインクリニック
オンラインクリニックなら、他の人にバレずにAGA治療を始めたいって人には最適です。
病院まで通院せずに済みますし、通院時間や面倒な会計時間もありません。
今まで実際にクリニックに通っていた人にもおすすめです。薬も郵送してくれるから便利ですしね。
AGA治療を早く始められた人だけが、薄毛とさよならできます、一緒に自由な髪型を楽しみましょう!